2020.11.11

Linuxのマスコットであるペンギンの正体とは?

文:SIOS Kobayashi

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こんにちは。マーケティング担当の小林です。
相変わらずITの初心者マークを外せずにいます。

私の記事は、IT初心者の私が初心者目線でわかりやすくお伝していけたらと思って
おりますので、ぜひご愛読いただけたらと思います。


前回は「Dockerのクジラは何クジラ?」を書かせていただき、ありがたいことに反響がありましたので、OSS(オープンソースソフトウェア)に関わるテクノロジーの
ロゴと名前の由来をシリーズ化してお伝えしていきたいと思います。

テック記事とはかなり方向性が違いますが、楽しんで読んでください。

今回は、Linuxのマスコットであるペンギンについて調べてみました。

【前回の記事はコチラです】

Dockerのクジラは何クジラ?

Linuxって何?

簡単に言うと、Mac OS、Windows XP、Windows 10と同じ「OS」です。

Linuxは、リーナス・トーバルズ氏によって開発されて、

オープンソース(OSS)のOSであるというところが最大の特徴になっています。

Linuxは無料で使えて、中身も完全に公開されている状態で世に放たれているので、

異色のOSなのです。

さらに

・サーバーで使う

・利用や改変、再配布が自由

・たくさんの種類がある

・とても軽い

・安定稼働する

などの特徴があり、とてもおすすめのOSといえます。

もっと深く説明をさせていただきたいのですが、本題はペンギンなのでLinuxについてはここまでとさせていただきます。ここから先はペンギンについて語らせてください。


[用語辞典]

●OS:コンピューターのすべてのハードウェアを管理しているソフトウェアのことを言います。

●オープンソースソフトウェア(OSS):作成者がソースコードを無償で公開していて、利用や改変、再配布が自由に許可されているソフトウェアのことです。

Linuxとぽっちゃりペンギンの関係

Linuxのマスコットといえば、とろーんとした目と少しぽっちゃりした体系が特徴のペンギンです。

この何とも言えない表情とビジュアルは、見ているとすごく癒されますね。

グッズがいろいろあるみたいなので、癒しグッズとして欲しいです。

さて、どのような理由でLinuxのマスコットがペンギンになったのでしょうか。

歴史を辿ると、1996年の初頭、Linuxのロゴについてどのようなマスコットが合うのかということが議論されていました。

他のOSロゴのパロディがよいとか、サメやワシといった強くて気高いものがよいという意見が数多く出されましたが、トーバルズ氏は、そのイメージから離れることを望んで「キュートで抱きしめたくなるような、満ち足りた表情のペンギン」のイメージ作りに焦点を絞るべきだと主張したのです。
また、ペンギン好きというのもありました。


そういった流れがあり、その年にLinuxの「ロゴデザインコンテスト」が開催され、
優勝したマスコットが今のペンギンだったのです。

▼こちらがコンテストサイト

https://www.cs.earlham.edu/~jeremiah/linux-pix/linux-logo.html


このサイトを見ると、もう一つペンギンのデザインがあるのですが、
個人的に採用されたペンギンがグッときます。


このペンギンを描いたのはラリー・ユーイング氏というアーティストの方なのですが、ユーイング氏は、このペンギンを自由に使用したり修正したりしても問題ないと言ってくれています。ただし、自分とGIMPに作者としてのクレジットを与えるようお願いはしているみたいですが・・。

まさにOSS的発想ですね。

このようにペンギンが誕生したというわけです。

ぽっちゃりペンギンが選ばれた理由

このペンギンが選ばれた理由なのですが、

リーナス・トーバルズ氏が「太った飛べない水鳥に非常な執着を持っており、
ペンギンに噛まれた時からペンギン病にかかってしまい、ペンギンについて考えて、素晴らしい愛を彼らに感じながら夜も眠れなくさせる」と主張しているとリナックス・プログラマーのジェフ・エアーズ氏は言っています。

つまり…


トーバルズ氏は、ペンギンに噛まれてしまったことでペンギン愛が止まらなくなってしまい、ペンギンを採用したという事なんですね。


・・・・


・・・・


というのはトーバルズ氏のジョークだったみたいです。(信じてしまった。)

トーバルズ氏がペンギン病にかかったというのはジョークだったみたいですが、

何よりもペンギンにこだわったのは、たらふく食べて座っている小太りのペンギンは、典型的な企業ロゴには使われないだろうという面白さがあったので、採用したと言われています。


後に一羽のペンギンと接近遭遇して、キャンベラで本当にコガタペンギンに噛まれてしまうという悲劇は事実として語られています。

ペンギンの名前、その名は「Tux」

このペンギンにはとても可愛い名前があるんです。

その名前は「Tux」(タックス)。

間違えないでください。税金を意味する「Tax」ではありせん。

Tuxの名前の由来は所説あるのですが、一つはペンギンがタキシードを着ているように見えるため「Tuxedo」 というところからきているんです。

確かにタキシードを着ているみたいですよね。
Tuxは少しだらけているので紳士的ではなさそうですが・・。

もう一つは、TorvaldsUniXの略だとか・・
真偽は分かりませんが、この二つが由来とされています。

余談ですが、ペンギンってたくさん種類があるのを知っていましたか?

全部で18種類もいるんです。ペンギンの種類は下記をご覧ください。

▼ペンギンブック

https://penguin-book.com/category/species/


因みにTuxは何ペンギンなのか、未だ明らかにされていません・・。

Tux」が与えた影響

Linux=ペンギンと浸透していることから、様々な企業が「Tux」のマスコットを使用するようになりました。

▼Microsoft


▼Docker


▼Oracle


▼IBM


このようなに結構使用されているんです。
因みに、Tuxが主人公のゲームもあるみたいです。
人気者のTux、今後のさらなる活躍ぶりが気になるところです。

ではまた次回。

文:SIOS Kobayashi

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