2021.04.08

RKSを知る! 連載第1回目 : Ridgeとは?

文:

RKSのサービス元であるRidge社について、扱っているサービスやRidgeの特徴について解説します

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はじめに

「RKSを知る!」の連載第1回目の記事としまして、RKSのサービス提供元であるRidge社とは何かを解説していきたいと思います。

本連載についてはリンクページを用意していますため、概要や連載記事は下記URLからご確認ください。
RKSを知る! 概要&連載リンク集

Ridgeとは?

イスラエルのヘルツェリアに本社を構え、クラウドサービスを提供している非上場企業です。
(https://www.ridge.co/)
2018年に設立した非常に若いスタートアップ企業であり、従業数も50名ほどとまだ小規模でありながら、CNCFのランドスケープ上にもRidgeのサービスが登録され、イスラエル国内でも実績のある企業と取引を行っている将来性のある企業です。

Ridgeの特徴

Ridgeの特徴としては自前のデータセンターは保有せず、全世界のデータセンタープロバイダーと提携することで、提携先のデータセンターリソースにより、クラウドサービスを提供しているところにあります。

AWSやAzureがリージョンを追加するには、データセンター開設などを経てようやく可能になりますが、Ridgeは既に設立し稼働実績のあるデータセンターと提携しサービスを提供するため、展開スピードが速いながらも安定性のあるリソースの提供を可能にしています。

Ridgeのサービス

Ridge社の提供しているサービスはコンテナ関連のプラットフォームに特化しており、AWSやAzure等のように様々なサービスを提供しているのではなく、2021年4月現在はコンテナやKubernetesクラスタを展開するサービスのみに限定しています。

現在は以下のサービスをRidgeは提供しています。
その内、2021年4月現在、ROSはまだ提供されていません。

  • Ridge Kubernetes Service (RKS)
    Ridgeが提供しているマネージドkubernetesサービス
    構築設定が非常にシンプルながら、HA構成がデフォルトで対応可能など、可用性の高いkubernetesクラスタを構築することが出来ます
  • Ridge Container Service (RCS)
    Ridgeが提供しているマネージドコンテナサービス
    コンテナ単位でRidgeが提携している全世界のデータセンターにデプロイすることが可能となります
  • Ridge Object Storage (ROS)
    Ridgeが提供予定のマネージドストレージサービス
    こちらはまだ提供予定であり、2021年4月現在は使用することは出来ません

RidgeCloudとは?

Ridgeのホームページを見ていると都度都度「RidgeCloud」という文言を見かけると思います。
RidgeCloudとは、Ridgeのクラウドサービスの事を指し、世界中のデータセンタープロバイダーと提携し、提携先のリソースにより世界で最も地理的に分散したクラウドサービスを提供するRidgeのサービスの総体を指します。
RKSやRCSもRidgeCloudのひとつです。

下記図はRidgeの製品紹介ページにて確認できるRidgeCloudPlatformの構成図となります。
図の通り、RidgeCloudは一元化されたコンソール上からRKSやRCSを操作し、提携している全世界のデータセンターリソース(リソースプール)上にKubernetesクラスタやコンテナを展開することが可能となります。

図 : RidgeCloud構成図

引用元 : https://www.ridge.co/public-cloud-platform

リソースプール

RidgeCloudは全世界にて提携しているデータセンターのリソースを用いて、クラスタやコンテナを構成すると説明しました。
その際にRidgeCloudが使用するリソース群の事をリソースプールとRidgeは定義しています。

提携先のデータセンタープロバイダーのサーバやネットワーク、ストレージリソースをプールすることで、後述で説明するRAEが最適なリソースを提供することが可能になります。

RAE(Ridge Allocation Engine)

RKSやRCSを用いてクラスタやコンテナを作成する際、リソースプール上のリソースを使用することになります。

ユーザが直接リソースプールのリソースを触るにはハードルが大きく、各データセンターの状態など、複合した条件を考えなければなりません。

しかしながら、RidgeCloudにてクラスタを構築する際、ユーザはリソースプールのリソースについては一切心配する必要はありません。

上記図でも紹介されているRAEがすべて自動的にクラスタ構築を行ってくれます。

RidgeCloudの心臓部でもあるRAEは、リソースを展開するまでの条件・状況を自動的に判断し、ユーザに最適な環境を提供することができます。

ユーザはRidgeCloudのコンソール上からリソース数やリソース性能、デプロイしたい国を選択することで、RAEが自動的にクラスタ作成を実行してくれます。

利用可能国

冒頭で説明した通り、Ridgeはまだまだ若い企業であるため、提携しているデータセンターもまだ展開中であります。

2021年4月現在、RidgeCloudにて展開可能な国や地域は下記表の内容になります。
下記表の通り、2021年4月現在は日本のデータセンターと提携しておらず、もっとも近いデータセンターとしては台湾が対象になると思います。

しかしながら、Ridge社は現在、日本のデータセンター各社と提携を進めており、今後近日中に日本のデータセンターも使用可能になるとのことです。

表 : Ridge利用可能国

あとがき

今回は連載第1回目としまして、RKSを開発しているRidgeについて、Ridgeの特徴やRidgeCloudについて、紹介しました!
まだまだ日本では知見者が少ないサービスではありますが、他のクラウドサービスには見られないユニークな機能が備わっていることが分かったと思います。
これからの連載の中で、RKSでのクラスタ作成方法や他のマネージドKubernetesサービスとの比較を行いたいと思いますため、次回更新もお楽しみにしてください!

ここまでお読みいただき、ありがとうございました!

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